どうも暇人です。突然ですがクロゴケグモというクモを知っていますか?
このクモは北アメリカ源産のクモでお腹の部分に赤い砂時計形のマークがあります。
こもクモの恐ろしい所は他のクモと比べて強力な毒があるという事です。
その毒の威力はガラガラヘビの15倍という威力らしいです。
今回はそんな恐ろしいクモ、『クロゴケグモ』について書いていこうと思います。
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クロゴケグモとは?
クロゴケグモは英語で『ブラックウィドウ』(黒い未亡人)と言い。
これはクロゴケグモのメスが交尾の後にオスを食い殺してしまうときがあるというのがこの名前の由来になっています。
ネットや一部の人は交尾の後に必ずオスを食べると言っている方もいますが、
交尾の後にオスを必ず食べるというわけではなく、食べない事もあるそうです。
そしてこのクモの最大の特徴はその毒でしょう。
このクロゴケグモにはラトロトキシンという毒をもっていて、この毒は人間の命を奪う事もあるそうです。
実際にアメリカなどでは何人も死者がでていますが、噛まれて死にいたるケースは1%未満で、たとえ健康な人が咬まれても死ぬ事はほぼないそうです。
ちなみに最近騒ぎになった毒グモの『セアカゴケグモ』とクロゴケグモはこのクロゴケグモの近縁種です。
そんなクロゴケグモ、実は性格は攻撃的ではありません。
自ら人間に襲って行って咬むという事はなくクモ自身の身に危険を感じた時などに咬むそうです。
アメリカなどでは住宅街の物と物の隙間などに潜んでいる場合があるのですが、主に屋外での作業中に人が誤って掴んでしまったり上に乗ってしまったときなどに咬んでくるそうです。
ちなみに毒の強さはオスよりもメスの方が強いのでメスには特に注意が必要です。
オスと比べてメスの方が一回り大きく成長し黒くツヤがあるります。
クロゴケグモやセアカゴケグモなどはゴケグモ類に入るのですがゴケグモ類は他にも30種類ぐらいいるらしいです。ただ分類が精確には進んでいないらしくまだまだ謎が多いです。
咬まれるとどうなるの?
健康な人がこのクロゴケグモに咬まれたことにより亡くなる可能性は低いものの、色々な症状が出る可能性があります、まず咬まれた瞬間は鋭い痛みがして。その後、心拍数が増えたり、吐き気、筋肉痛、麻痺、呼吸困難などになる場合があります。
とは言っても、たとえメスに咬まれたとしても健康な人なら重篤な症状が出る事はほぼありませんが、幼児や老人、身体の弱っている人などは注意が必要です。
こうやって症状を書き出してみるとそこまで脅威になる生物ではないですね。
セアカゴケグモなどもそうですが、マスコミやニュースで大袈裟に報道し過ぎなのかもしれないなと思ってしまいます。
それでも外来生物なので、日本にいないに越した事はないですが。
咬まれない様な対策としては厚手の手袋などが有効みたいです。
というのもクロゴケグモの歯は短く手袋をする事によって防げる場合が多いそうです。
なので庭で作業をする時などは、厚手の手袋をつける事によって咬まれる可能性を低くする事ができます。
日本にはいるの?
日本にもこのクモがいる可能性は十分にあります。というのもこのクロゴケグモは2000年に山口県の岩国にある米軍基地でこのクモが見つかっていて、その後、継続的に100匹単位で駆除されていているので、米軍の施設内で繁殖しているのは間違いないでしょう。
また、何度か基地周辺でもクロゴケグモが見つかっており基地以外でも繁殖している可能性は十分にあります。
セアカゴケグモのときのように、瞬く間に生息範囲を広げて行く可能性もあるでしょう。
クロゴケグモの捕食の仕方
クロゴケグモは色々な昆虫はもちろん他のクモも食べることがあります。
その捕食の仕方は獲物がクモの巣に引っかかると引っかかった獲物に糸で動けなくした後に咬み付き毒を送り、動けなくなった所で傷口から消化酵素というものを注入し消化した獲物を吸い上げます。
クロゴケグモは毒をうまく使う事により捕食していて、この毒があることによりより大きい昆虫などを捕食する事ができるそうです。
毒がないと獲物があばれて逃げてしまう事などもあるのでしょう。
毒がある事によって自分よりも力が強い獲物でも仕留める事ができます。
まとめ
クロゴケグモは毒を持つ生物ですが、そこまで危険な生物ではなさそうです。
日本にもまだ完全には定着はしていないみたいですが、これから先はどうなるか分かりません。
もしも家の近くでクロゴケグモを見つかる様になったときは、老人や幼児などがいる家庭の場合注意した方がいいでしょう。
特に幼児などは興味を持ってなんでも触ってしまうので…。
これから先日本の気温が上がってくるとさらに多くの外来種が日本にやってくると思います。
そんな時、役に立つのがその生物に対しての精確な知識です。クロゴケグモの知識を少しでも頭に入れといてもらえるとうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。