どうも暇人です。今日は上野にある東京芸術大学の藝祭(学園祭)に行ってきました。今年の藝祭のテーマは『みるみる魅せる』でした。
東京芸術大学は日本の芸術大学の中で最難関大学です。そのため芸術作品の展示や催し物のレベルはとても高く面白かったです。大学内では絵画はもちろん彫刻、デザイン、音楽の演奏まで様々な芸術に触れることができます。
その藝祭の中でも1番の見せ場は東京芸術大学の色々な科(油画、日本画、デザイン、彫刻、声楽、指揮などなど)がチームに分かれてつくる神輿(みこし)でしょう。
この神輿を見たいがために藝祭に来る人も少なくないそうです。今日はそんな神輿も見てきました。
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今年の神輿の写真
狸だと思いますが飛びかかる感じがうまくとらえられてると思います。色合いも奇麗でした。
牛の表情が何ともいえませんね。実はどの神輿も発泡スチロールで作られているそうです。発泡スチロールでできてるとは思えない作品の数々でした。
オオサンショウウオの迫力がありました。僕の1番のお気に入りでした。近くで見てもサンショウウオの質感がうまく表現できていて、下の神輿の部分の作りこみも素晴らしかったです。
これは他の神輿にはない独特な世界観でしたね。SF映画を見ている様で面白かったです。
奇麗な色のこの作品驚くほどの完成度でした。縄のところは本物なんじゃないかなと思う出来でした。
神輿の中で躍動感が1番あった作品です。今にも動き出しそうでした。
むむ…!?これは油画専攻が参加しているチームの神輿です。目が痛い…
き、奇抜です…恐れ入りました…
パレード
神輿は大学内から出て上野公園まで行きパレード行います。神輿のパレードの先頭にはサンバ隊が出るなどド迫力のパレードでした。
この感動は生で見るに限ります。是非皆さんも来年はこの感動を味わってください。日本最高峰の芸術大学の巧みの技を見ることができますよ。
もちろん神輿以外の、芸大生による展示作品やコンサートも素晴らしいです。
日本一の倍率の美術大学
美術の大学の中で東京芸術大学は日本一『倍率』が高い大学です。特に油画の試験、昔は30倍以上の倍率がありました。今は少子化などの影響から20倍に届かないぐらいになっていますが。それでも難しい事にかわりはないですね。
そんな難しい大学なので合格する人は1浪生はもちろん2浪生なんかも普通にいるそうです。中には3浪生4浪生も…
こんなに苦労して入った大学生ですから藝祭で展示されていた作品はどれも素晴らしかったです。
一次試験が国技館?
知らない人がほとんどだと思いますが絵画科油画専攻の一次試験はちょっと前まで国技館を貸し切ってやっていました。
1つの枡席(ますせき)に1人の受験生で座り、デッサンの試験を行います。
相撲をやる空間で絵を描く、天井には歴代の横綱の力士の肖像画があったりと、なんかシュールですね。受験生はどんな気持でデッサンに臨んでたんでしょうね…
国技館の試験は1次試験なんですが2次試験も変わった所で実施した事があります、上野動物園や科学博物館、葛西臨海水族館なんかでも試験をやったことがあるそうですよ。
そんな所で大学入学の試験をやるとは…常人には理解できませんね。
今日はそんな浮世離れした大学を楽しんできました。明日、明後日(2015年9月5日、6日)も開催されていますが、見に行けなかったという方は来年にはぜひこの感動を味わってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。