どうも暇人です。中国の天津での爆発でシアン化ナトリウムの報道が出てきていますね。かなりの危険物との噂も…
そして中国の情報規制、なかなか真実が出てきませんね。
シアン化ナトリウム
その中で出てきた話によると700tのシアン化ナトリウムが工場内にあったという話でした。
調べてみると爆発を起こした会社は中国天津にある瑞海国際物流公司という工場?会社?らしいです。
ココのホームページの中で工場内で取り扱っている薬品に『シアン化ナトリウム』という物質の記載がたしかにありました。
工場内にシアン化ナトリウムがあったのは間違いないでしょう。
またシアン化ナトリウムは水に溶けると有毒ガスになるという様な報道も出ていましたが、本当に人体にとって有害なものなんでしょうか?
シアン化ナトリウムとはどんな物質?
シアン化ナトリウムは化学式NaCNで、『青化ソーダ』、『青酸ナトリウム』とも言われています。
農薬にも使われてるらしいです。
このシアン化ナトリウムは『青酸カリ』に似た物質で。
青酸カリと言えば推理アニメや推理ドラマなどで使われるあれです。
コナンなんかでも出てきますね。
人にとっての致死量は200~300 mgといわれています。
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実際に起きる症状
シアン化ナトリウムを摂取してしまった場合、
軽少の時は、頭痛、めまい、嘔吐、頻脈、呼吸促進などがおこり、
重傷の時は、血圧の低下、肺水腫、呼吸困難、などがあり、更にひどくなると呼吸停止や、心肺停止といった事がおきてきます。
青酸カリと同様に猛毒で、日本では毒物、劇物として扱われています。
また、一部の報道であったように水と混ざると有毒な青酸ガスの気体が発生する、という事はないそうです。
ただ酸性のものと反応すると有毒な青酸ガスが発生します。
つまり水がかかるだけでは有毒ガスは出ないということです。
また、空気中の二酸化炭素に反応しても微量な青酸ガスが発生するそうです。
この青酸ガスは無色の気体で臭いを嗅ぐと青酸カリ同様『アーモンド臭』がするそうですよ。
ただこのアーモンド臭ですが、皆がイメージしているアーモンド臭ではないみたいです。
収穫前のアーモンドの実や花の甘酸っぱい臭いなんだそうです。
除染
雨が降って川に流れたりしたら川の生物などに影響が出るので早く処理をした方が良さそうですね。
現に下水道でシアン化ナトリウムの反応がでていますし。
そして気になるのが散らばったシアン化ナトリウムをどうやって処理するのかなという事ですよね。
飛散したシアン化ナトリウムを少しずつ拾い集めていくだけかなと思ってたんですが、
もちろん拾い集められるものやシアン化ナトリウムが着いた砂利なんかは処分したりすると思うのですが。それにプラスして酸化処理をすると書いてありました、
つまりアルカリ性のシアン化ナトリウムに次亜塩素酸ナトリウムやさらし粉等の酸性の物質を使い中和して無害化するらしいです。
本当にシアン化ナトリウムが700tもあったのならこれからの除染作業が大変そうですね。
最後まで見ていただきありがとうございました。
“シアン化ナトリウムは危険物?毒性はどれくらい?” への1件のフィードバック