どうも暇人です。最近は日本の、海、山、川、植物など至る所で外来種が見つかっています。
その中でツマアカスズメバチという外来種をご存知でしょうか?
このツマアカスズメバチ、2015年8月に九州で見つかったと騒ぎになりました。
しかし、実は以前から対馬に定着してしていたハチで2012年頃に対馬で確認されています。
このツマアカスズメバチの外見はこんな感じです。
お腹の先が赤くなっているのでツマアカスズメバチと呼ばれるそうです。
分布地域ツマアカスズメバチの分布地域はインドネシアや中国、インドなどのアジア全域に分布していて、最近になって韓国やヨーロッパなどにも生息域を拡大しています。
ヨーロッパではフランスで最初に発見されていて、その流入ルートは中国の植木に混じって入ってきたのではないかといわれています。
その後ヨーロッパは陸続きなのもあって急速にヨーロッパ各地に拡大していき、今ではフランス、ドイツ、スペイン、ポルトガルなど色々な国で発見されています。
ツマアカスズメバチの恐ろしい所の1つにその急速な生息地の拡大があります。
なので日本に入ってきたツマアカスズメバチが今後、急速に広がって行く可能性もあります。
ツマアカスズメバチの特長
ツマアカスズメバチはとても攻撃的な性格とされていて一度標的と決めると執拗に攻撃する事で知られていますが、生息地域や巣によって性格の違いがあるとの報告もあります。
また巣を作る高さにも特長があり、15m以上の高さの所につくる事があるそうです。
韓国ではビルに巣を作ってしまい。そのビルの住人が刺されるという事件も起きています。
どんな被害があるの?
攻撃的な性格から人に対する被害はもちろんですが、1番の心配はミツバチへの影響が心配されています。
というのもツマアカスズメバチにとってミツバチは大好物なので捕まえて食べてしまうそうです。
なので養蜂場への心配もされています。現に対馬ではすでに被害も出ています。
またミツバチが減るとミツバチで受粉していた作物などにも被害が出るのではとの心配もされています。
日本に元々いるスズメバチへの影響も心配されていて現にキイロスズメバチの数が減ってきているという報告もあります。
スズメバチも生態系の一部なのでキイロスズメバチがいなくなってしまうと、何らかの影響があるかもしれません。
ツマアカスズメバチへの対策は?
現在対馬ではすでに定着してしまっているので完全に駆除するのは難しいですが、九州や本州などへの定着は阻止したいです。
そのための措置というのは今の所、巣を見つけて駆除する事ぐらいしかできていないのが現状です。
薬を使っての駆除などもあるのですが日本に元々いるスズメバチにも効果があるらしいので使い方が難しいそうです。
今後の推移
今後の推移はどうなって行くのか正直分かりません。
もちろん何も対策がうたれなければ本州に上陸する可能性は十分にあります。
ただ外来種は上陸して数年は凄い勢いで増殖してその後落着いてくる場合もあります。
そうなってくれれば良いのですが。
どちらにしてもこれ以上数を増やさないように対策をしていく必要があるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました