どうも暇人です。ヒアリと言うアリはご存知でしょうか?漢字では『火蟻』と書き、英語ではFire Ant(ファイヤーアント)といいます。
近年このアリが日本に入ってくるのではないのかと懸念されています。ヒアリにさされると火傷をしたときの様な痛みに襲われる事から、ファイヤーという字がついているのでしょう。
そんな恐ろしいアリ『ヒアリ』について今回は書いていこうかなと思います。
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ヒアリとは?
ヒアリは南米中部原産の体調最大約6㎜のアリなんですが、元々は南米にしかいないありでした、しかし今ではアメリカ、オーストラリア、マレーシア、ニュージーランド、台湾、フィリピンなど色々な所に広がっています。
近年ではアジアでも広がりをみせている恐ろしいアリです。
しかもこのアリにはアルカロイド系の毒があり刺されると火傷をした様な痛みが走り、死にいたる事もあります。
実際にアメリカでは年間100人の死者を出した事もある殺人アリです。
間違って巣などを刺激すると集団で襲いかかってきます。
海外ではペットや家畜などの被害も出ているとても厄介なアリなのです。
たとえ大きな生物でも集団で襲っていく凶暴性があります。
時には小さなほ乳類までも襲ってしまう事もあります。
このヒアリがどうやって海外から入ってきたのか、侵入経路はハッキリとは分かってはいないですが、荷物などに紛れてくるものと思われます。
小さいアリなのでしっかり注意して見ないと分からななく、いつ日本にやってきても不思議ではありません。
南米などでは天敵がいたのですが、天敵のいない日本では爆発的に増える可能性だってあります。また、元々いた蟻を殺してしまい生態系が崩れてしまう可能性だってあるのです。
ヒアリに刺されるとどうなるの?
ヒアリにさされると火傷の様な痛みを感じます。
刺された人によって症状は違いますが。刺された直後の熱い痛みの後、刺された部分がかゆくなります。
その後、膿みが出てきます。
その他にも患部の腫れが出る人もいます。この腫れは1ヶ月ほど続く事もあるそうです。
症状が重い人だと刺されてから間もなく、動悸やめまい、息苦しさなどの症状が出る場合があります。
そのままにしておくと意識を失い、命の危機にもなりかねないので速やかに病院に行きましょう。
刺されてしまった時の対処法
実際に刺されてしまったらどうすればいいのでしょうか?
刺されてしまった場合、まずは30分ぐらい様子をみます。
その時に重度の症状が少しでも出たときは迷わず近くの病院に向いましょう。
症状は急速に進む場合があり注意が必要です。
ヒアリが日本に定着する可能性
幸いな事にまだ日本ではこのアリは定着していませんが特定外来生物に指定され警戒されています。
すでにアジアの各地でも定着が確認されているので日本に定着するのも時間の問題だと言っている人もいます。
もし日本に入ってくれば爆発的に増える可能性もあるでしょう。
実際にオーストラリアなどでは定着してしまい7年間で2000億円と言う莫大な予算を費やして根絶させたという経緯があります。
日本に入ってきた場合も同じ規模の対策が必要になってくるかもしれません。
ヒアリへの対策
実際に日本に入ってきてしまったらどのような駆除方法があるのでしょうか?
調べると3つほど駆除方法が出てきたので紹介します。
1熱湯をかけて駆除する
2液剤を使い駆除する
3ベイト剤というのを使い駆除する
それぞれの駆除方法には短所と長所があり
1の熱湯をかけての駆除は巣の奥深くのアリを駆除するのは難しいそうです。
2の液剤は効果が高く即効性もあるそうなんですが近くの昆虫類にも影響があるそうです。
3のベイト剤というのはゴキブリでいうゴキブリキャップの様な毒餌です。これをアリが巣に持ち帰ることにより巣ごと破壊する事が可能なんですが液剤ほどの即効性はありません。
日本に入って来た場合も今の技術ではこれらの駆除方法を使って駆除していくことになりそうです。
ヒアリの恐るべき環境対応能力
ヒアリには驚きの能力があり、元々の生息地である南米では洪水等が起きるとヒアリ同士があつまり身体の浮力を生かしてイカダの様なもの作り、水に浮かんで難を逃れるそうです。
イカダをつくるまで、2分ぐらいの早さでイカダをつくってしまうそうです。
恐ろしい環境適応能力ですね。ヒアリには粘着質のある物質を吐く性質があり、この物質を使い互いの身体をつなげているのです。
このイカダで何週間も浮かんでいたという様な情報もありました。
この動画はその粘着質を使ってアリがボール状になったときの動画です。
食事中の人や、虫が苦手な方は見ない方がいいかもしれません。
ビーカーに入れられ衝撃を与えられたアリ達が、1つの個体のようになり、掴んでも1つの個体のように掴め、押してみても硬いスライムの様な感じで弾力があります。何とも不思議な映像です。
ヒアリは日本のアリとは比べ物にならないぐらい凶暴です。
日本に入ってきてしまったら一大事です何とか日本に入ってこない事を祈りましょう。
もしもこのアリらしきものを見つけた場合は速やかに市役所や地方環境事務所などに報告しましょう。