黒い体に白い模様が特徴の『ハクビシン』最近では都市部でも見かける事が多くなってきているみたいです。
つい先日も家の近くでこのハクビシンが悠々と道路を歩いているのを見かけました。
初めは猫かなと思ったのですが、よく見ると顔に独特の白い模様が、こんな所にもハクビシンがいるんだなと感心しました。
ちなみに僕の住んでいる所は埼玉です。
東京都大田区に住んでいる友達に話すと、大田区でも見かける事があるんだとか…
東京にも『ハクビシン』はいるのか…、結構適応能力がありそうですね。
テレビなどではハクビシンの駆除番組などをやっていますが、実際にハクビシンがいる事によって人にはどんな被害があるのでしょうか?
今回はハクビシンの生態と被害について書いていこうと思います。
ちなみにはじめに書いておきますが野生の哺乳類達は鳥獣保護法によって、許可なしの捕獲または殺傷が禁止されているので十分に注意して下さい。そ
れにむやみやたらに傷つけるのはかわいそうですしね。ハクビシンよく見ると顔、かわいいですし…いくら可愛いからと言って野生のハクビシンを捕まえてペットにする事は鳥獣保護法で禁止されているらしいので注意が必要です。
勝手に捕まえて飼わないようにしましょう。
それに完全な夜行性なので飼うのは大変そうです。ネットで検索すると飼ってみたい人も結構いるみたいですね…。
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ハクビシンの生態
ハクビシンは中国南部や東南アジア、インド、ネパール、日本などに生息しています。明治時代に毛皮を取るために日本に連れて来たという説が現在では有力ですが、以前は、古い文献にハクビシンと思われるものが登場する事から日本の在来種ではないかという説も強かったです。
ただ、ハクビシンの化石が見つかってない事などから日本の在来種説は現在では弱くなっているそうです。
ハクビシンの食べ物
ハクビシンは木の実や野菜など植物性の餌を食べますが、ネズミや小鳥などの小動物から昆虫まで食べる雑食性で、なんでも食べるそうです。
ただ食べものの好みはあり、糖度が高い果物などが大好物です。
なので果樹園などではハクビシンによる被害が問題になっています。
ハクビシンの被害やトラブル
ハクビシンは完全な夜行性なので、昼間は住処に潜んでいて、夜になるとひょっこり出てきて、果物を食べるというわけです。
しかもイノシシなどと違い木登りが得意なので木の上の果物なども食べることができるというのが厄介なんです。
確かに果実は木の上の方になってますもんね。
対策としてはハクビシンの捕獲(自治体の許可が必要)忌避剤を使ってハクビシンを寄せ付けない、電気柵を使うなどがある様です。
その他にもハクビシンは民家などの屋根裏部屋にも侵入します。
そこで生活を始め、天井に糞尿によるシミや臭い、屋根裏部屋での騒音による被害が出る可能性があります。
また、ノミやダニなどの二次的な被害の心配もあります。
屋根裏部屋に侵入させない様な対策としてはハクビシンが入ってきそうな隙間を埋めるという事が一番です。屋根裏部屋みたいな暗いところを好むという生態を理解して対策しましょう。
屋根裏部屋に侵入する光景はよく夕方のニュースでよく見ますね^^;
ハクビシンによる感染症
ハクビシンが媒介になる感染症を心配している人も多いと思います。
実際に数年前のSARS問題の時も媒介者としてハクビシンが疑れていましたし実際の所はどうだかわかりませんが、そこまで過度の心配はしなくても良さそうです。
というのもハクビシンだけが感染症や寄生虫などを沢山保有しているわけではありません。
道端にいるネコなども媒介になる可能性は大いにあるのです。
ハクビシン=感染症を持っているとは考えなくてもいいでしょう。
これらがハクビシンの主な被害です。
ハクビシンの生態について理解する事は非常に大切です。最初にも書きましたがハクビシンは意外に可愛いです。
最近ではハクビシンによる被害がテレビ番組で問題になりハクビシン=害獣と思っている方も多いと思います。
実際に被害に遭われている方は許せない存在かもしれませんが、人間とハクビシンの住み分けがしっかりとして、人間もハクビシンも幸せになれる様な関係がベストですよね。
今後生態系などに影響を及ぼすかもしれませんが、トラブルが無いなら駆除の必要はありません。
ちなみに草津にある『熱帯圏』という動物園でハクビシンを生で見ました。好奇心が旺盛で人が見に来ると人の近くまでよってきてくれます。
ただ、咬まれる心配があるため触る事は出来ませんでしたが^^;
ハクビシンを目の前で見る事が出来たのですが、すごいかわいかったですよ。
ハクビシンを近くで見たいという方はぜひ熱帯圏まで、施設内でドクターフィッシュ体験も出来ますよ!おすすめです!!(遊びに行ったのは2016年4月なのでその時の情報です。遊ぶに行く時はご確認ください。)
最後まで読んで頂きありがとうございました。