どうも暇人です。あなたの脳に寄生虫がいるとしたら怖くないですか?
寄生虫の中には脳の中に入り込むものがいます。
そんな脳の中に入り込む寄生虫の中でも今回は有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)という恐ろしい寄生虫について書いていこうと思います。
有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)と聞いても、あまりなじみがないかなと思います。
日本で感染した人はそんなに多くはないです。
ただゼロというわけではないのでこの寄生虫について知らない人は知っておいて損はないです。
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有鉤嚢虫とは?
有鉤嚢虫とは有鉤条虫という寄生虫の幼虫で、有鉤条虫とはサナダムシの仲間です。
サナダムシは聞いた事がある人も多いかと思います。サナダムシダイエットなどが話題になりましたよね。そのサナダムシの仲間だそうです。
なんか色々と混乱してきそうですが。
この寄生虫は主に豚などの体内にいます、人間に入ってくる主なルートは
○人間が、豚の糞などに混じっている有鉤条虫の卵を何らかの形で身体の中に取入れる(豚舎の近くの川が汚染され、その水を飲むなど)、
○豚肉を生や半生の状態で食べるなどした時
などで人間の体内に入ってくるそうです。
有鉤嚢虫に感染するとどうなる?
寄生虫が入った豚肉を生や半生で食べると人間の体内に有鉤嚢虫が入ってきます。入った有鉤嚢虫は血液の中に入り込み、人間の体内を巡っていき、全身のいずれかの場所に寄生します。
その中には脳にたどり着くものもいて、脳までたどり着くとそこで寄生します。
また家族の中で有鉤条虫に寄生されている人がいると有鉤条虫の卵が、寄生された人の大便に入っているのでそこから家族などに感染する恐れがあるそうです。
ちなみに卵の大きさは0.1mm以下なので目で見て判断できる大きさではありません。
有鉤嚢虫になると大きさは1cmほどになります。
この寄生虫が脳に寄生すると失明や身体の痙攣、脳卒中になる事があり、最悪の場合は死亡する事もあるそうです。
治療法としては手術により有鉤嚢虫を取り出したり、抗寄生虫薬を投与するという方法があります。
日本での感染例
日本国内の感染例は少ないらしく、世界でもアフリカや東南アジアなどの発展途上国で起こる場合が多いみたいです。
なので日本での事例は珍しいのですがいくつかは起きています。
輸入キムチによるのではないかという21歳女性の感染例の報告もその1つです。この女性は発熱やしびれなどが身体にあり病院で調べてもらった結果脳に有鉤嚢虫がいるのが分かりました。
ちなみにこの人は頭を切開して虫は取り除かずに、薬による治療を選んだそうです。
確かに自分の頭を開いて虫を除去するのは怖いし、気持悪いし、考えただけでも鳥肌が立ちます。
そしてこの時はキムチが原因だったみたいですが、キムチを食べる時にいちいち寄生虫など気にする人は少ないと思います。
でも寄生虫は肉ばかりではなく。野菜などに寄生虫の卵がついている場合があります。
また、この感染源と思われるキムチはスーパーで売っていた韓国直輸入のキムチだったそうです。
韓国から輸入されたものが危険というわけでは決してありませんが、
口にするものは少しでも信頼できる所で買うべきでしょう。